2006. 1月  男女群島釣行(2泊3日)


06.1月22日 16時30分 長崎県平戸口 左・ヘラクレス 右・ヘリオス
(荷物積み込み風景)




毎年、冬になると恒例の男女群島遠征の時期がやってきます。釣具店を営む私にとっては、多くの
お客様に参加していただき、自然と触れ合いグレ釣りを楽しみながら親睦を深める当店の大切な
営業活動になっています。ここ数年は長引く不況もあり参加者が年々減少気味で少し残念ですが、
また景気が回復し、以前のように賑やかに大勢の方が参加してくれることを願って、この輪が少し
づつ広がるよう頑張りたいと思っています。

今回は私を含めて総勢4人。出発は1月22日、陸路にて約9時間で長崎県平戸着。
心配していた通り最悪の天候となりました。空は快晴ですが強風が吹き海は大シケです。1月22日17時出船
の予定が12時間遅らせ翌朝5時出船となりました。出鼻をくじかれ残念ですが離島遠征ではよくあること。
安全航海が最優先です。こうなると何時ものように、慌てず騒がず、恒例の居酒屋に出陣です!


大シケで恩恵を受けるのはご近所の飲食店のようです! 時間を持て余す大勢の釣り師が街に繰り出すと、
あっちもこっちも釣り人だらけ・・・

しかし、ウロウロすると、時にはいい事もありますね!
二軒目の焼き鳥屋で今回お世話になる南船長とバッタリ!

何時ものごとく釣り談義で大いに盛り上がり、ほろ酔い加減になったところで・・・
後は、船内のベッドや仮眠所で各自が好きな場所で爆睡でした!




          

さて、22日早朝5時。定刻通りブラックヘリオス、ブラックヘラクレス2船に別れ出船。
私達4人、2泊3日組はブラックヘリオスに乗船。約3時間半で男女群島・男島に到着。
毎年のことながら寒グレシーズン真っ盛りの1〜2月のこの季節、全国からグレ釣り師が集まるので大賑わい
その上、季節風が強いと上がる磯も東側に限られ磯を選ぶなどできません。とにかく船倉から荷物を出し、
道具が揃った乗客から順に男島の空いている磯から上げていきます。
船は南下しながら釣り人を降ろし、今回コンビを組んだ織田氏と私は最後の方に女島二重奥に渡礁する。


さあ、待ちに待った釣りが始まります。コバルトブルーの海は美しく透き通り、吸い込まれそうな透明度。
何度訪れても素晴らしい光景に感動します。まずは織田氏に本命ポイントに入ってもらい、
私は少し離れて釣り開始。マキ餌を打つと中・小型の魚に混じり大きな魚も大歓迎のお迎えでした。

今回お世話になったブラックヘリオス(操船・南船長)


織田氏は好調にグレを仕留めて順調のようですが、私のポイントは少し違いました。まずは口太狙いなので
少し細仕掛けでスタート。一匹目イズスミ、二匹目50cmオーバーの三の字。次から次へ入れ食いですが
大型の他魚ばかり・・・??? グレ一匹仕留めるのに他魚が5,6匹のペースで竿を絞り込みます。そのうち、
とてつもない怪物が出現するようになりました。竿がへし折られんばかりに極限まで曲がり、リールのドラグは
唸りっぱなし。やがて、お決まりの根に擦られジ・エンド・・・?


さすが男女群島ですね、かなり熱くさせてくれました。もちろん、ハリスは4号までエスカレートしますが、
そんなものではとても太刀打ち出来ないモンスターでございました。何とか正体を確かめたかったのですが、
残念です!


しかし、重量感と凄い馬力は尾長以上の巨大魚のようでした。正体は何だったのでしょう、 気になるところです! 
お恥ずかしい話ですが、何発バラシただろう・・・ こんな調子で口太グレは6,7匹仕留めたでしょうか。そして、
釣り上げて放流した他魚は数え切れません。楽しみすぎて、腕はパンパンになり悲鳴を上げています。これでは
初っ端からエンジン全開となり、体は少しオーバーペースとなりました。


実は・・・そうとう頭に血が上っています。引き方はメダイや青ブダイではなく、フエフキ鯛のような気がします。ハッキリ
分かりませんが何としても正体を確かめたくなってきました。長丁場の男女群島ではペース配分が重要になるのだが、
休憩を挟みながら下手くそ釣り師は早い目の夜釣り仕掛けの準備を始め、磯竿4号、ハリス10号、針13号の最強
タックルが登場!



これでよし! 「さぁ〜・・・怪物くん、かかってきんしゃい!」



しかし、敵は恐れをなしたか雲隠れ・?・?・? こんなものですね、釣りというものは。やはり太い仕掛けは
見破られ、おいそれと食ってくれません。まだ明るいし、よほど活性が高まらないと無理のようです。




離島遠征・便利グッズのご紹介

(左)※ヘッドライト リチウムハイパワーLEDライト(BF263BP)

このライトは6段階の調光機能があり、最強にすると150lxの明るさ。
サーチライトのように足元が照らされ昼間のような明るさとなります。
今まで、明るさが不足すると遠近感が乏しく自信を持って次の一歩
が踏み出せませんでしたが、この明るさなら大丈夫です。闇夜でも
安心して移動する事が可能になりました。

(今年から少し改良されBF−269Pとなりました)


さて、いよいよ夕暮れが迫り、いい雰囲気になってきました。これからが本番、尾長グレのご登場です。
しかし、待てど暮らせど待ち焦がれる彼女は出てきません。 生憎、今日は小潮、明日は長潮の潮周り。
上げ下げ関係なく潮はふらつき、ピリッとしません。月の明かりも小さくて期待薄になってきました。あれだけい
たモンスターも何処に行ったのでしょうか・・・??? しかし、まだ諦めるのは早いので、休憩しながらしっかり
マキ餌は仕込んでおきます。尾長グレは棚を探るのが肝心で、日により大きく異なります。浅い場合は2ヒロ、
深い日は竿2本以上の時があります。


ようやく日没から3時間後、深い棚を探っている時に微かな反応・・・尾長らしくない、根掛かりのようなアタリ。
思い切って合わしてみると確かな手応え! 今回初めての尾長らしい引きで慎重にやり取りし無事タモに
収めました。手尺で計ってみると、50cm弱のまずまずの良型で気分を良くします。この後も頑張って打ち返し
を続けますが、尾長はこれっきりとなりました。


この後、40cm級のイシダイや高級魚のメイチダイが釣れたところで潮が止まり、今夜の夜釣りは終了となりました。






少し仮眠した後、早朝にも同型の尾長を一匹ゲット。夜が空けてからはタックルを変更し、口太グレとのスリリングな
やり取りを充分楽しみました。 陽が昇ると青空が広がっています。今日は天気が良くなりそうで、いい磯に上がれ
そうな雰囲気になってきました。天気が良くなると、気分もウキウキ晴れ晴れとなってきます!


正午頃、ブラックヘリオスを操船する南船長が「石塚さん、替わりましょうか!」とマイクで声を掛けながら近づい
て来ました。さっそく船に乗り込むと、釣り人を数組、針古瀬や下の赤瀬などA級磯に渡します。私達も渡礁した
かった磯なので羨ましく思っていると、最後に残った私達に南船長は「サメ瀬にいきましょうか!」と、嬉しいお
言葉があり、ラッキーでした! 目指すは小ザメだそうです。


男女群島最南端、女島二重鼻から更に9km南に位置し、大海原にポツンと浮かぶ大ザメ・小ザメは、釣り人を魅了
して止まない尾長グレの宝庫。魚影の濃さは鳥島と遜色なく、日中でもガンガン尾長が当たってくる釣り師
垂涎の磯です。


さらに、嬉しいことに、ここで同行した岡さん、勝部君二人と合流する事ができました。船長の配慮に感謝ですね!
4人では少し狭い小ザメですが、そこは気の合った仲間、仲良く釣りを楽しむことができます。


入れ替わった先客二人に釣果を尋ねると、「グレは2匹」と返事があり、食いは渋かったようです。
やはり、今日は長潮。以前も長潮の日に苦労した時の事が鮮明に蘇ってきました。小ザメの爆釣パターン
は女島に向かって流れる速い上げ潮です。長潮の日はこの流れが止まり、釣りにならない大ザメに回り込む
当て潮になります。マキ餌をして様子を見ると魚の反応は悪くありませんが、やはり手前に戻ってきます。


そして、海水の透明度が高いので、よく棚を見誤ります。浅く見えても深い時が多いんですね!
ウキを投入すると思った通り、仕掛けの馴染みが非常に悪い軽い潮です。男女群島独特の力強く重たい潜行流
がまったく見当たらない。これではマキ餌と仕掛けの同調が難しくなり、ポイントの把握に時間が掛かりそうです。
そして、女島では当たらなかった風も、北北東の強い風が真正面から容赦なく吹き付ける。 
しかし、愚痴を言っても始まらず、とにかく実釣開始です。




岡 雅之氏が小ザメで今回最長寸の尾長グレ55cmを仕留めました。
(バックは女島、約9km離れています)



これから先はあまり書きたくありませんが・・・・・とりあえず、ご報告・し・ま・す・か!

皆より少し遅れて竿を出した一投目、グレが飛び付いてくれました。切れ味の鋭い尾長の引きが伝わってき
ます。楽しみながらサメ瀬の平均サイズ、45cm位の尾長グレを浮かせました。 竿はダイワ・ゼロベタ2.5号、
ハリス4号。水面までは6mのタモがやっと届く高さです。重さ的に少し無理があったのでしょう・・・抜き上げ
た瞬間、竿が大きな音を立て3番のど真ん中からバッキィィ〜ン!!!  

あ〜ぁ〜・・・とうとうやってしまいました! 長年、男女群島で酷使してきましたが、愛着のあった竿。鳥島始め
サメ瀬や水道筋の日中の尾長狙いで大活躍したきた竿なのです。しかし、使い方が荒っぽく少々のグレなら
何時もごぼう抜き。竿も疲労困憊で疲れも極限に達していたのでしょうね。これは完全に私の判断ミスでした。


・・・しかし・・・情けない、高い代償が付いてしまいました・・・ト・ホ・ホ・ です!
だが、糸を手繰ってグレはしっかりゲットしておきました!  

潮が悪く全員が苦戦しながらも、魚影の濃いサメ瀬です。なんとか頑張り、ドンゴロスが大きく膨らんできました。
夕方には全員の釣果ですが、二袋のドンゴロスが立派に立つようになりました。

岡さん、勝部君コンビは初日に寝なかったそうで、随分疲れが溜まっていたようです。夕方の船が来ると釣りより
睡眠を選び、安全で快適な場所を求めて女島に移動して行きました。

二人になり夜釣りに期待したのですが、ますます潮が悪くなり期待したほどではありませんでした。潮待ちで仮眠
を挟みながら、交代時間の早朝4時まで頑張りましたが、尾長を含め60cm級のヤイトガツオや50cmのイシダイ
でようやく三袋目のドンゴロスが満タンになった状態です。終了間際に大型魚が姿を現し、いろめき経ちましたが
正体は・・・なんと・・・80cmのメダイでガッカリでした!



織田氏も好調に尾長グレをゲット!






定刻通り早朝4時、迎えの船が来て私達は次の釣り人と入れ替わり、小サメを後にしました。
次は、今年口太グレが絶好調の二重鼻に渡礁する。この二重鼻はここ数年、釣果は余り芳しくなく人気は低迷していたが
今年は絶好調のようです。運よく空いていたのが不思議で、おそらく小サメに来られた方が、ここにいたのでしょうね!

場所移動の疲れもあり、とりあえず船上で炊かれたコシヒカリ米の弁当と持参した焼肉で鋭気を養い、小休止!   
湯気の立った炊きたてご飯は、おいしいですよ〜  










休憩後、少しだけ尾長を狙ってみましたがまったく気配もなく早々に諦め、口太タックルに変更します。
夜が開け、やがて水面がはっきり見え出すと・・・・・いるわ・・・いるわ・・・ウジャウジャいます・・・口太グレが大乱舞!!!

絶景ですね〜! 興奮です! さすが・・・ 今年の絶好調磯、二重鼻でした!!! 40cm級のグレが乱舞する光景は滅多
にお目にかかれません! 様々なエサ取りの下、約3ヒロの棚でマキ餌を貪っています・・・
しかし、動きは緩やかで、静かな
横の動きです。思った通り仕掛けが太いと食ってくれません・・・本当にやっかいな奴です! 即座にハリスを細くし
針を落とすと、ようやくアタリが出だしました。

しかし、連続ではなかなかヒットせず手強いので苦労しました。残り時間も少なくなり、焦りながら40cm前後のグレ
6匹仕留めたところで時計を見ると、もう8時過ぎ。迎えは9時なので、後片付けや磯の掃除を考えると終了時間
となりました。

お土産のグレも沢山釣れたことだし、もう充分満足でした! 余裕を持って少し早い目の納竿としました。















             
    
(三人とも疲労困憊、愛想の無い顔ですいません。 手前が尾長グレです)
黒鯛釣具 勝部正信君     岡 雅之氏     黒鯛釣具 石塚 俊広
12時間遅れの出船となり、どうなるのか心配しましたが天候も回復してくれ、まずまずの釣果にも恵まれました!


しかし、今年は天候不順が続きました。3月の2回目遠征は悪天候となり、結局中止と相成りました。 残念です!