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2022年10月4日（火）下佐波賀筏釣行
釣行日になると天候が悪くなり、2週間空いての釣行となりました。
今回は下佐波賀屋根付きイカダを選択。釣れ盛ったマダイ騒動も一段落して、ようやく予約が取れるようになり釣行してみました。
狙いはマダイでは無くチヌですね。エサ取りが多いのが気がかりですが、6時出船して7時より釣り開始。
サバフグ・カワハギ・アイゴ等々、全ての魚が高活性の季節になり一筋縄では行きません。
覚悟して釣りを始めるがアイゴは上層に留まり下層に沈まないので助かりました。
海中の様子はアイゴの下にはグレ、その下にはコノシロやボラが悪さをするので団子はボロボロで着底します。
エサ取りの様子を見ながら団子を打ち返し、ステージを作りますがサバフグとカワハギの猛攻には手を焼きます。
マイペースで打ち返しながら、サシエもローテーションして目先を変えるが、10時30分まで音沙汰無しで素気ない空気が流れました。
10時半を過ぎた頃、海底の状況は徐々に変化、ボラが団子にアタックするようになり気配は濃厚になってきた。
打ち返しにも力が入り、オキアミ主体で様子を探っていると、ようやくチヌが現れ30㎝をゲット。
1匹釣れるとリズムを掴め良い流れになります。
順調に3匹仕留めてからオキアミは苦戦するようになりました。訳が分からないうちにサシエは頻繁に盗られる始末。
何度やっても同じなのでサナギにチェンジ、サナギの一粒刺しや、マルキュー激荒の中からサナギの欠片とコーンを付けたりと試してみる。
「激荒」はマルキューのヒット商品、当店も好んで使っています。マキエとサシエ両方に使え重宝するので、まだの方はぜひお試しください。
サナギと激荒、交互に使い試してみると軍配が上がったのは、当店袋詰めサナギとなりました。手前味噌では無く、アタリがとりやすかったという事です。
カワハギの活性が上がり激荒は上手にかすめ取られます。粒サナギでも団子が割れ1分までの勝負、それ以上はアタリが無くともサシエはありません。
チヌがサシエにアタックする時はカワハギも少しは遠慮するようです。
チヌが居る時は団子が割れ数秒で前アタリが出ますが、ここから我慢、長いです。辛抱ですね、簡単には喰ってくれません。
やっかいなチヌですが、前アタリが出たら仕掛けは動かさず静止、サシエを躍らせない方が良いように思います。
チヌも日に日に学習を積み賢くなっているのでしょう。ヘボ釣り師とチヌの駆け引きが続きイライラしますが静観します。
「ここぞ！」という本アタリのみ竿を振り上げる。それ以外は静かに仕掛けを回収する。
静かに上げるとチヌは散らずに次に繋がります。やたらに気合十分の空合わせを入れるのは禁物にしています。
チヌもしたたかで上手くサシエを盗られ、時にはチヌに軍配が上がるが、静かに仕掛けを回収し素早く次の団子を投入する。
この駆け引きが筏釣りの醍醐味、熱くなってしまいますね。
まずは前アタリ、「チョンチョンコツコツ」アタリが出ますがここでは合わせません。
前アタリを捉える上手な方がおられますが、ヘボ釣り師には無理なので辛抱します。
食い気があるとすぐに本アタリに繋がりますが、それがなかなか思うようにならない。
オキアミでさえも一気に喰わないのでサナギ等は尚更です。
イライラ・ドキドキするが負荷を掛けずに見守り、「お手付き」をしないよう見定める。
小さくとも重みのある押さえが本アタリで見極めが大事ですね。
この時に竿を振り上げると「ガツン」と竿が曲がり、何とも言えない手応えが返ってくる。
根気よく打ち返してもほとんどがエサ取りの餌食ですが、合間、合間にチヌが入って来る。
時折、チヌの気配が消える時がありましたが、適度な緊張感が続いてサナギの小袋を使い果たし、
その後は激荒のサナギコーンで釣果を稼ぎ16時30分で納竿しました。
久し振りというか、今年初のサナギメインの釣りとなり、粒サナギ独特の面白さを再確認できた釣行でした。
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