平成26年11月11日 千歳に釣行。
11月11日、今年12回目の筏釣行。天候も良く、今回も八木谷さんと千歳の鉄板に釣行。夜明けも遅くなりゆっくりと7時頃から釣り開始。秋も深まり冬が近づいてきました。日増しに水温は下がり、手を洗うと冷たく感じるようになりました。チヌが出てくるのも遅くなっているような気がします。朝から頑張ってみるがサナギは無反応でまったく触らない。沖アミにするとたまにチャリコやアオハタが掛かってきます。二人で黙々と打ち返しを続けるが、気配はまったく感じられず時間だけが経過。10時頃に隣の2号におられたMさんの竿が大きく曲がった。近距離だったので固唾を呑んで見守っていましたが、タモに収まったのは長い魚でした。竿が大きくしなっていたのでチヌだと思っていたが、ボラで残念。でも、ボラが居るのは活性がある証拠、少し元気を貰いました。
11時頃、八木谷さんに衝撃の一発! 竿の曲がりは尋常ではなく、かなりの大物です。数多くの年無し級を仕留めている八木谷さんです。慌てること無く対処するが、大きい魚は頭が良いですね。沖に走ってくれたら楽で良いのですが、賢い奴は逃げ場所を知っている。余りの力にスプールが滑り、竿を起こしにかかるが力強く抵抗。じわじわとライン角度が悪くなる。勝負に出た八木谷さんは強引にリールを巻く、気持ちで負けると勝負が付きますからね。気になるのは防波堤下1.5mに位置する鉄筋です。相手がデカイとこの場所は厄介です、角度修正が出来ずにイチかバチかの勝負。息を呑む攻防を展開するがラインが擦る感触があるようです、それを察知し、竿を水中に突っ込み角度修正するが・・・、惜しくもラインブレイク、残念です。何とか正体を見たかったのですが、自分の事のように悔しい一瞬でした。前々回の釣行では八木谷さんは50cmを仕留めています。エサはサナギで、ボラの引きではないのは確か、想像ですが夢のロクマルかも・・・? おそらく55cm以上はあったでしょうね。ラインは2号ですが、3号でも擦れば同じです。仕留めるには長竿が必要かも知れません。それにしても残念、顔が見たかったですね。
暫く余韻が残ったがこの後、ようやくボラが登場。ポイントに変化が現れ期待できそうなムードになるが、いっこうに本命アタリは出ずボラだけのようです。ボラも遠慮気味で針に掛る事はありません。やがて昼も過ぎ、諦めムードが漂よってきます。2時頃に井上さんが見回りに来た時にも釣果無しの状態。3時に終了する事を伝えラスト1時間、気合を入れ直しますが、ムードが悪く盛り上がらない。でも、チヌは突然来たのです。 期待せず沖アミを付け放り込むと・・・、ボラが団子を割った後、フワフワ・・・、チョンチョン、コンコン・コツコツ、忙しいアタリの連続。「ひょっとしてチヌ? いや、ボラだろう・・・?」頭の中は交錯するが、ここまで来るとボラでも何でも良かったですね! とにかく竿を曲げ、魚の引きを味わいたかった。アタリが一段と大きくなったところで右手を大きく振り上げた、ガガッツ~ン! オッ、掛かった! ようやく竿が曲がってくれました。半信半疑だったが感触が心地良く、品のある引きで期待十分。やがて銀鱗輝く魚影が見え、小さいが待ちに待ったチヌの姿、嬉しい一匹でした。俄然スイッチが入りました。
チヌが居るとなると、攻め方も変わります。ダラダラ感が無くなり目の輝きも違ってきます。底よりも中層からやや下でボラが多く、団子の握り加減が難しくなってくる。握り過ぎて、ボラが遠慮すると団子が割れない、緩めるとボラの集中攻撃を受け自爆する。同じ調子で突ついてくれると計算できるが、気まぐれなボラに翻弄される。チヌの気配は濃厚だが、時間が無いので焦りました。程よく団子が割れると2匹目を追加。チヌの気配は続くが気まぐれボラの影響で思うように行かない。時間も無くなりラスト一投、団子が割れ一呼吸おいて、チヌの節アタリが出てグットタイミングのラストヒット! 快心の一撃でした。気持ちは続行したかったが団子も無くなり終了。 後ろ髪を引かれながら納竿となりました。チヌは好気配だったのに残念です。

底潮と上潮の温度差だと思いますが、今回、スカリの中のチヌは元気にならず、キープしました。9勝3敗「本塁打(50cm以上1本)タイムリーヒット(40cm以上9本)ヒット(30cm以上14本)失策3」
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